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2000.10.8
2000年4月5日の新聞によりますと厚生省は、住宅建材などに含まれる化学物質が原因とみられる「シックハウス症候群」についての検討会をスタート。建設、通産、林野の関係3省庁との連絡会議を発足、総合対策に乗り出す。
2000.10.8
臭素系難燃剤 母乳や魚に蓄積
ダイオキシンより高濃度
プラスチックなどの難燃剤の一種で、環境汚染物質として注目されつつある臭化ビフェニルエーテルが、母乳や近海魚に高濃度で含まれていることが摂南大薬学部(大阪府枚方市)の太田壮一助教授らの研究でこのほど分かった。
札幌市で開かれる環境科学討論会で21日に発表する。
この臭素系 難燃剤は不完全燃焼すると、ダイオキシンに構造や毒性が似ているため、新たな汚染物質として警戒されている臭化ダイオキシンを発生する。
蓄積レベルもダイオキシンに比べて数10〜数100倍にも達することから、今後、大量生産されている難燃剤の規制が課題になりそうだ。
太田助教授らは炭素同位体を組み込み合成する「アイソトープ希釈法」 を使い、ブリなどの市販魚介類4種と初産の女性6人の母乳に含まれる臭化ビフェニルエーテルを測定した。
その結果、魚介類では遠洋のマグロが魚肉1cあたり21.5ピコc(1ピコは1兆分の1)と比較的少なかったのに比べ、ブリは同 1190ピコc、サケは同734ピコc、と近海魚では高濃度だった。
母乳では、週に3日以上魚を食べる4人で 、母乳中の脂肪1c当たり1480〜1160ピコc、週に2日までしか食べない2人は同766ピコcと同655ピコcだった。
摂南大などの従来の調査では、ダイオキシン濃度の平均は日本の魚介類で1c当たり1.2ピコc、母乳では脂肪1c当たり33ピコcとのデータがある。
太田助教授は「予想以上の汚染。集荷ビフェニルエーテルは難燃剤として世界で年間5万d生産されているうえ、何ら規制されていない。今後大変な問題になるだろう」
と警告している。
2000.10.8
シックハウス研 今月中にも設置 建設省
建設省は19日までに、建材や家具からの化学物質が頭痛などを引き起こす「シックハウス症候群」の対策を進めるため「室内空気対策研究会」(仮称)を設置することを決めた。
学識経験者などで構成、今月中にも初会合を開く。
研究会は化学物質の少ない住宅づくりを進めるため新築住宅やリフォームの技術を探る。
同省などが98年にまとめた室内空気汚染を防ぐための設計・施工ガイドラインを見直し対策を強化するほか、安全な住宅づくりを促進する優遇融資などの制度も検討する。
2000.10.9
ホルムアルデヒトと合板の性能について
合板に使われている接着剤のホルムアルデヒドが問題になっていますが、 この件で間違った認識がされていますので、訂正しておこうと思います。
それはまず第一に、この種の接着剤にホルムアルデヒドが使用されている目的は、防虫や防カビが目的ではなく、接着強度を増すためだけということです。
F3.F2.F1合板の防虫や防カビ性能が論じられることがありますが、たとえば、"F1合板が住宅に使用され出して、虫やカビの発生が増えた。"とか・・・"F0合板だからF1合板より防カビ性能は劣るのですか?"とか・・・全く認識が間違っています。
虫は自然界に生息しているのであって、合板から成虫、あるいは卵の状態で出現するものではないということです。
それは外から、つまり自然界から建物や、家具・建具の中に入り込んだのです。 これはある意味では自然災害とも言えるのです。
この問題がユーザーや、メーカーによって、過剰とも思える要求を合板メーカーにしてきたのです。
F0合板を今日まで6年間供給してきた建材店として、プロの立場で事実をお話します。 合板メーカーの現場の生の声を、そして私がこの目で見てきた合板工場の製造工程をありのままにお話したいと思います。
まずは丸太が削られ、その削られた単板が、ドライヤーに運ばれていくのですが、摂氏160度以上の釜(ドライヤー)の中をじっくり乾燥されていく単板に、虫や卵が生存できるはずがない、ということを確信しました。
尿素系の接着剤は、始めにも述べたように、ホルムアルデヒドを少なくすると接着強度が落ちるのです。
大量に生産しないとコストが合わない従来の合板に、「ホルムアルデヒドは少なくしなさい。」、「製品の性能は下げてはいけない。」と、要求されているわけです。
接着剤メーカーや合板メーカーの悲鳴が聞こえてくるようです。
そして一番大きな問題は、やはりコストの問題と思われます。
フェノールやメラミン系の接着剤は確かに、ホルムアルデヒドは少なくてすみますが、フェノール樹脂モノマーやメラミン樹脂モノマー自体が空気中に揮発していないかが問題となります。
この事の方が重要な問題なのです。
さらに、室内空気汚染の問題、シックハウスの問題で重要なポイントです。
FO合板を発売した当初もこの問題(イソシアネートがF0合板から揮発していないか・・)を検査するのに大変手間取ったものです。
検査機関がなかなか分からなかったからです。
いろいろな方々のご協力のおかげで検査機関を見つける事ができ、検査の結果、FO合板からは疑いのもたれるイソシアネートは、いっさい揮発はしていないということがわかりました。
こうしてFO合板の安全性が証明されたのです。
他のフェノール・メラミン系の接着剤でつくられた合板についても、その安全性をメーカーは公開するべきではないでしょうか。
当社がパンフレット”森呼吸”のなかでも書いているように、「FO合板は防虫・防カビ 処理はいっさいしていません。」と言いきっているのは以上のような理由からです。
つまり、防虫・防カビ性能は安全性と共存できないということです。
FO合板は他のF2・F1合板と同じく、防虫・防カビ効果は期待できないのです。
ただし、F0合板を販売してから6年が経過していますが、虫やカビのクレームは1件もないという事実は申しあげておきます。
確かにホルムアルデヒドは発ガン性が指摘されている有害な化学物質ですが、F1・F2合板から揮発する軽微な量では特別なケースを除いて、特に問題にするほどのことではないと考えます。
むしろ、ビニールクロス・
カーテンなどに使用されている可塑剤や難燃剤、床下や家具に使われている防虫・防蟻・防カビ剤や畳に使用されている農薬のほうがもっと怖いと考えています。F0合板は現在のところ、まだ大量生産が難しく、コストが割高なため、どこにでも使用するというわけにはいきません。
アレルギー体質でお困りの方や、より大きな安全性をお求めの方には押し入れの中(本当は杉板や桐板等の無垢をお勧めします)、棚板・家具の内部や裏板、床暖房の下地などに使用されることをおすすめします。
F0合板は扇産業の商標で農林規格(JAS)ではありません。この春(2000年)合板のJAS規格が次のように変わりました。
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平均値
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最大値
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F1合板
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0.5r/g 以下
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0.7r/g 以下
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F2合板
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5r/g 以下
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7r/g 以下
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F3合板
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10r/g 以下
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12r/g 以下
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↓
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表示の区分
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平均値
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最大値
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Fc0と表示
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0.5r/g
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0.7r/g
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Fc1と表示
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1.5r/g
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2.1r/g
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Fc2と表示
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5.0r/g
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7.0r/g
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ただ表示が変わっただけなのですが、少しわかりにくくなりました。
私はF0合板を世の中に供給するに当り、企業責任を貫きたいと考えています。 私は従来から、「国の基準でいい、その基準さえ守っていさえすればいい。」、という考えに疑問を持っていました。
私が自らの体験で知った大切なことは、「消費者の立場で考えて物を作る・物を売る」ということです。
そこには世間一般に、「こんなもんでいい・今までこれですんだのだから・ 皆もそうしているんだから」ということなかれ主義・臭いものには蓋的な風潮があるのではないでしょうか。
敢えて私は国の規格にとらわれず、ここまでやってきました。安全という責任は自分の会社で持たなければならないと考え、多少オーバーな言い方になりますが、
「 社運を賭けてF0合板を売る」・・・・という強い思いがあったからです。
国の規格より厳しい規格を・・農林規格にない、扇産業独自の規格、独自の責任において、商標F0合板をこうして世に送り出したのです。
F0合板は農林規格ではないオーギオリジナルの規格なのです。
扇産業はナンバーワンよりもオンリーワンを目標に、ほんの1%でもいい、真の理解者や価値観を共有できる人々のために常に前進していきたいと考えています。
100人のうちたった1人でもいい、理解者・共感者・求めている人がきっといるはずと確信して今日に至っています。
(文責・三浦淳一)
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