平成22年7月〜12月分 『今月の言葉』

今月の言葉・平成22年7月

  順理則裕  従欲惟危 
     「理に従えば即(すなわ)ち裕(ゆたか)なり、欲に従えば惟(これ)危(あや)うし」
  これは中国宋の時代の朱子学の入門書である近思録にある言葉です。明治の大実業家
で、わが国資本主義の父といわれる渋沢栄一がよく揮毫した言葉としても有名です。
  渋沢栄一がその設立に関わった企業は500社余に及び、その中のひとつである東洋紡
グループでは現在もこの言葉を企業理念として掲げています。
 わかりやすく言えば「企業は順法精神、道徳心をもって正しい商売をしていれば自ずと繁栄し、
儲けたいという欲だけでは必ず失敗する」という意味です。
  私たちもお客様はもとより、取引先、社会を大切にして、商売の基本や道徳を守りコツコツ
まじめに努力すれば、必ずいい結果が出ると信じて毎日働きましょう。

今月の言葉・平成22年8月

                        不惜身命
  これは貴乃花親方が現役時代、横綱に昇進した時に使い有名になった言葉です。
  本来「己の身命を惜しまず、仏道のために力を尽くす」という仏教からの言葉です。
  この数年来不祥事が多発し、そして今回は多くの力士や親方までもが関係している暴力団
がらみの賭博問題・恐喝事件が発覚し、先月開催された名古屋場所ではNHKの大相撲中継
までもが中止されるなど前代未聞の大きな社会問題となりました。
  長い歴史と伝統ある日本の国技としての大相撲を支える力士や親方は、今一度その原点に
返り「不惜身命」相撲道に全力を尽くしてもらいたいものです。まず伝統や格式を語る前に、
1社会人として常識や規範意識、人間性を身につけて神聖な土俵に上がってほしいものです。
  私たちもまず社会人としての常識や人格、順法精神を身につけて、そして商道徳を守り適正
な利益を求めて不惜身命働きましょう。

今月の言葉・平成22年9月

                努力する者は希望を語り、怠ける者は不満を語る
  これはだれが言った言葉かはわかっていませんが、よく使われている言葉です。本当にその
とおりだと思う大変参考になるいい言葉です。
  何事も常に前向きにプラス思考で考え、工夫し、汗を流し継続して努力する人にしかいい結果は
出ません。自分自身は?または周囲の人で不満を言っている人はいませんか?
  とかく私たちは物事がうまくいかない時や、失敗した時は、自分の努力不足や責任は棚に上げ、
他の人や会社のせいにしがちです。そして売上が伸びないのも、利益が出ないのも「景気が悪い
から・・・仕方がない」等のいい訳を口にしがちです。
  仕事も人生も何事にも共通して言えることは、まず自分自身が希望を持って一生懸命継続して
努力することしかも謙虚に、人の意見を聴き行動することが必要です。そして結果については、まず
「他にもっといい方法があったのではないか?」「自分だけの勝手な判断や思い込みはなかった
だろうか?」「自分は最大限の努力をしただろうか?」等々の反省をして、自分の取った方法や言動
を冷静に振り返って考えることが重要です。

今月の言葉・平成22年10月

             「なにくそ、負けるもんか!」
                   試合も人生も、この気持ちが大切なんです。
  これは女子レスリングの浜口京子さんの父で元プロレスラーのアニマル浜口(本名・浜口平吾)
さんの言葉です。
  浜口京子さんは1992年に父親の指導の下14歳でレスリングを始め、1996年全日本選手権大会
優勝、翌1997年世界選手権大会優勝、そしてアテネオリンピックで銅メダルを獲得するなど数々の
戦績を持ち、最近では9月10日に行われた世界選手権大会で3位入賞するなど20年近くの長い間
モチベーションを持ち続け、第一線で活躍している有名選手です。
  また父親のアニマル浜口さんとその「気合だ!気合だ!気合だ!」も知らない人はいないと思い
ます。
  この「なにくそ、負けるもんか!」や「気合だ!」は私たちの仕事にも大切だと思います。特に今の
ように厳しい時やクレームやトラブルが起きた時、そんな悪い時を乗り切るには、まず何事にもくじけ
ないファイト、精神力がないと初めからもう負けてしまいます。
  仕事にも、私生活にもこの「なにくそ、負けるもんか!」の強い精神力が必要です。この精神で
仕事に真正面から取り組み、何事にも一生懸命努力するしかありません。
  気合だ、気合だ、気合だ!

今月の言葉・平成22年11月

                    志を高く 感謝して生きる プラス発想
  これは村上和雄筑波大学名誉教授の言葉です。
  村上名誉教授は生命科学研究の分野、特にDNA解析では世界的権威として著名でノーベル賞
候補にも名前が挙がっています。  その著書「生命(いのち)の暗号」の中で「人間はだれでも自分
の中にすごい力を発揮できる遺伝子を持っている、その眠っている遺伝子のスイッチをONにできれ
ば、どんなこともできる」 と書いています。
  また、「自然法則のバランスを崩してはいけない」と説き、「自然の法則」に合致した生き方と して、
この志を高く 感謝して生きる プラス発想 の大切さを説いています。扇産業も「自然法則」を
守り、会社のモットーである「自然と調和する住宅を提案します」の高い志を忘れず、全ての取引先
に感謝して、明るく前向きにプラス発想で毎日営業に専念しま しょう。

今月の言葉・平成22年12月

                  大事は必ず細(さい)より作(おこ)る
  これは中国の古典、老子の言葉です。また「大事は小事より起こる」という言葉でも昔からよく
耳にする言葉です。
  大きな事件や問題は、必ず取るに足らない小さなことが原因で起こるという戒めです。仕事でも
小さい問題だから、たいしたことはないと放置しておくと、そのことがきっかけとなり、大きな重大な
問題を引き起こしてしまうことはよくあることです。
  日頃の小さな簡単なことが出来ない人が、大きな難しいことが出来ないのは当然のことと言え
ます。私たちはとかく小さなことは軽視して、つい見落としてしまいがちですが、そんな小さいことの
積み重ねが確実に出来てこそ、初めて大きなことも出来るのです。
  野球でも勝つためには、みんながホームランを狙って大振りで三振するよりも、まずはフォアボール
でもいいから出塁することが大事です。 それも監督やコーチのサインに従い、ルールを守りチーム
プレイをすることが基本です。