平成20年7月〜12月分 『今月の言葉』

今月の言葉・平成20年7月

いつの時代だって、やるやつはやるのよ やらないやつはやらない
( We must change to remain the same )
 これは日本を代表するロックアーチストの矢沢永吉さんの言葉です。1972年ロックンロール
バンド「キャロル」のリーダーとしてデビューしてから、36年間常に第一線を走り 続け、この度
年内の公演を休止すると発表し、話題になっています。 今から26年前に言ったこの言葉に
ついて、「暗示にかけていたのかもしれない。やるんだ、やろう、上に 行こうって」と現在本人が語っています。 昨年12月に前人未到の日本武道館100回公演達成という節目で、「自分が走ってきたこととか、残りの人生とか、少し距離をおいてじっくり考えてみたい・・・」 そして、 「また
みんなの前に立つ時が来たら、必ず最高のステージを見せます!よろしく」 とその手記で語っています。 来年は還暦を迎える永ちゃんが、また元気で帰ってくると期待しています。 私たちのビジネスの世界でも、現下の厳しい景況においても、やはり 「やるやつ(会社)はやる、やらないやつ(会社)はやらない」のは同じでしょう。 景気のせいにせず、商売の基本を守り、きちんと
努力すれば、必ずいい結果が出ると確信しています。 しかし、私たちは、休業宣言したり、充電期間が持てないので、少しうらやましくもありますが、退職する まで長距離走者として、息切れ
しないよう、自分でペース配分し、調整しながら、元気で走り続けましょう。


 

今月の言葉・平成20年8月

熱い心と、冷たい頭をもて
 これは国連難民高等弁務官事務所ウガンダ・リラ事務所長の高嶋由美子さんの言葉です。
高嶋さんは、今年の1月、アフリカ・ウガンダのサバンナに隣国ケニヤの暴動から逃れてきた
難民を保護するための一時避難所を設立し、2000人を超える難民の世話や相談に奔走して
います。難民の保護だけでなく、難民を支援する政府や国連組織、NGOとの調整や交渉も高嶋
さんの重要な仕事です。特に難民の処遇を決める受け入れ国の政府や役人との関係は重要で、役人との話し合いにおいて、丁寧に時に強気に交渉をすすめる高嶋さんは「難民のことを思う熱い心とともに、一歩引いて全体を見ながらあらゆる手段を考える冷静な頭も必要だ」と言っています。
 私たちも日常業務の中で、仕事やお客様にたいして、「熱い心」をもって、そして直面する問題の解決や状況判断・分析は「冷たい頭」で取り組むことが重要だと思います。 皆さまのお陰で第40期も無事終わりました。景気が低迷する中、本当にありがたいことです。しかし、新年度は景気もさらに厳しくなると覚悟して、常に真剣に営業努力しなければ、この逆風の中を前進することはできません。また、1年間全社あげて頑張りますので宜しくお願いします。

今月の言葉・平成20年9月

これが僕の仕事なので、精いっぱいやりました
 これは北京オリンピックで、日本人金メダリスト第1号となった柔道男子66キロ級の内柴正人選手の言葉です。  また、内柴選手は「勝つと思っていたし、勝とうと思っていた」とも語っています。「この4年間何度も辞めたいと思ったことがある」とも語っています。スランプを克服して、自分に自信を持ち、しかし、決して慢心することなく、勝利のために精いっぱい練習し、アテネでの金メダルに続くオリンピック2連覇という偉業を達成しました。 私たちも毎日の業務遂行の中で、内柴選手のように胸を張って「これが私の仕事なので、精いっぱいやりました。」と良い結果を出し、堂々と言えるでしょうか?時には忙しさを理由に、時には景気の悪さを口実に、精いっぱいやらないで、良い結果が出せないときに言い訳をしていないでしょうか?
  また、ケニヤ代表で今回の北京オリンピックの男子マラソンで見事金メダルを獲得したサムエル・ワンジル選手は「日本で我慢を教わった」と話し、「我慢」が死語に近い今日、日本人に新鮮な感動をもたらしました。やはり、スポーツに限らず、どんな分野にも共通して言えることは、「精いっぱいやること」と「我慢すること」でしょう。努力と我慢なくして、成功や良い結果はありえないということだと思います。
 さあ、今日も1日、つらい事も我慢して、精いっぱいやりましょう!

今月の言葉・平成20年10月

世を経(おさ)め、民を済(すく)う
 これは「経済」という言葉が用いられる時の、東洋学における「経済」の意味です。
東洋哲学に関する書物によると、「経済」とは、物質を豊富にして、国民生活のために利用し、
国力の経済的充実と同時に、国民の精神生活の向上に資するものが正道であり、ただ単に物質的欲望の満足を目標にするものではない。 もちろん、経済活動は個人の欲望と離れて行われるものではないが、それは、まず世のため人のために、それぞれの役割や職業に応じて、「経世済民」を実現する志を持ち、その結果として個々の欲望の充足を得るという考え方が主体であるとあります。  東洋思想の根幹をなす哲学書で、儒教の基本テキストである五経の筆頭に挙げられる経典「易経」には「利は義の和なり」(本当の利益というものは、いかにすることが義であるか、正しいかという ことを集積していくところから生じる)とあります。 多発している各種偽装食品や中国のメラミン混入、事故米等の事件は、この「経済」という意味をまったく理解していない、「金さえ儲かれば何でもいい」という考えから起きたもので、経済の正道 からして、悪い商売は必ず暴かれ、長続きしないのが自然の理です。 最近企業がよく使う「C.S」(顧客満足)という言葉よりも、もっと大きな
視野で、この「経世済民」という言葉の意味を理解し、日常の業務に精励すべきではないでしょうか。

今月の言葉・平成20年11月

金で信用を作ろうと思うな、信用で金を作ろうと考えよ
  これはテミストクレスという古代ギリシャの政治家の言葉です。
テミストクレスは紀元前500年頃に活躍した政治家・軍事指導者で、事実上の最高指揮官として
アテネ国家を統帥した英雄でした。 テミストクレスは有能で、聡明ではあったが策略が過ぎ、また必要以上に名誉と権力を欲したことから後に、この言葉とは反対に信用を失いアテネから追放され、ペルシャに 亡命した後に亡くなりました。彼の死には毒を飲んで自害したという説もあります。  企業の犯罪や嘘、対応の悪さが連日報道されていますが、私たちはお客様や仕入先から信用
されて初めて商売ができ、適正な利益もいただけるということを肝に銘じ、正直に、真剣に、そして
謙虚に毎日働かなければなりません。

今月の言葉・平成20年12月

平凡なことを毎日平凡な気持ちで実行することが、非凡なのである
  これはアンドレ・ジッド、ジードとも表記されるフランスの小説家の言葉です。
  ジッドは1869年にパリで生まれ、1951年にパリで亡くなりました。既成キリスト教的道徳・倫理 からの開放を訴えた作品はフランス哲学、文学に多大な影響を与えました。代表作に「狭き門」「背徳者」などがあり、1947年にノーベル文学賞を受賞しています。
私たちの仕事も毎日さまざまなことへの対応や、その業務に違いはありますが、基本となることは同じことの繰り返しです。その平凡に思える仕事を何十年も毎日淡々と実行していくことは決して簡単ではなく、続けることは非凡なことだと思います。
  取扱商品や知識・技術などには日々の進歩、変化は当然ありますが、仕事の基本に変化は
なく、また特別な秘策も、奇をてらった方法もありません。お客様を第一に考えるという基本を忠実に 守り、毎日同じ気持ちでまじめに平凡に働くことが重要であり、それは非凡なことだと思います。
11月26日の新聞に「汚染米転売の三笠フーズ破産申し立て」の記事がありました。平凡に働くことを忘れ、金銭欲だけが非凡だった結果と言えるでしょう。