| 平成18年7月〜12月『今月の言葉』 | |
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今月の言葉・平成18年7月 |
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| 万事素直 | |
| この言葉は落語家の柳家小さん(五代目)の言葉です。噺家として名人なのは重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されたことからもわかると思いますが、剣道は北辰一刀流の七段範士という多才な一面でも有名でした。 あの笑顔を高座やテレビコマーシャルでご存知の方も多いと思いますが、残念なことに平成14年5月16日に享年87歳で多くのファンに惜しまれながら逝去されました。 今落語家としてよりはもとより、多方面で八面六臂の大活躍をしている柳家花緑師匠は小さんの孫として、やはり稀有な才能を引き継ぎ私たちに名人小さんを彷彿とさせます。 小さんが弟子や家族によく言っていたのが、この「万事素直」という言葉です。 私たちも年齢と共にだんだん素直さを忘れ、人の意見に聞く耳を持たなくなり思い上がったり、独りよがりになったりと、とかく感謝と反省を忘れがちです。 子供や新入社員ばかりでなく、私たちももう一度仕事や人生のすべてについて初心に返り、人生の基本であるこの「万事素直」の言葉を胸に刻み、自分を見つめ直すことが必要だと思います。 |
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今月の言葉・平成18年8月 |
| 生きていることが面白い なりふりかまうより、工夫してみろ |
| この言葉は今ベストセラーとして、多くの人に読まれている島田洋七さんの著書「佐賀のがばいばあちゃん」にある言葉です。 この本は映画にもなり、現在上映中ですが漫才で有名なR&Bの島田洋七さんが佐賀県でおばあちゃんと過ごした幼少期の貧しいが明るくほのぼのとした人間味あふれる生活を面白おかしく著しています。この「がばい」とは佐賀の方言で「すごい」という意味です。 現代の日本人が忘れてしまった古き良き日本人の心が随所に書かれ、思わず感動の涙が頬をぬらす話でいっぱいです。 現代の日本はこの本に書かれている昭和30年代とは、比べ物にならないほど経済的に成長して、私たちの生活は格段に豊かになりました。しかし、子が親を殺め、また親が子を殺めるなど殺伐とした事件が頻発しています。やはり私たちは物質的な豊かさの変わりに大事な何かを忘れてしまったのではないでしょうか。 儲かれば法律も道徳もお構いなしのやり方が横行している今日、生活は貧しく娯楽も少なかったが、希望にあふれていた昭和30年代のあの出発点に返って、もう一度考え直す必要があると思います。 |
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今月の言葉・平成18年9月 |
| 仕事を追え、仕事に追われるな |
| この言葉はベンジャミン・フランクリンの言葉です。 1706年マサチューセッツ州ボストンに生まれたベンジャミン・フランクリンは米国の歴史的な大人物の一人です。政治家、外交官そして著述家、物理学者、気象学者でもあり、凧(たこ)を用いた実験で、雷が電気であることをを明らかにしたことでも知られています。 独立宣言や憲法の起草に加わるなどフランクリンはアメリカ建国時の民主主義と独立精神を支えた、功労者でもあります。公立図書館や消防隊の設立といった社会設備にも力を尽くし、また最初の駐フランス米国大使にもなりました。この偉人の顔をアメリカの100ドル紙幣で見た人も多いと思います。 多岐にわたる分野で多くの業績を残したこの偉人の言葉は、仕事がうまくいかない理由を「忙しいから」とか「時間がなくて」と言い訳をしたり、期限ギリギリになってから慌てて仕事に追われている人には耳の痛い言葉だと思います。 |
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今月の言葉・平成18年10月 |
| 青信号でも要注意 |
| 例えば、世間では赤信号のときに横断歩道を渡ってはいけないことになっている。だから、明らかに車もバイクも通りそうにない田舎道でも、私は赤信号で待つ。一方、交通量の多い大都市でも、右を見て、左を見て、隙あらば赤信号を渡っていく人間は大勢いいる。しかし私は、そうまでして5分、10分を急いだところで結果は大して変わらないと思っている。それよりも、赤信号を待つくらいの余裕は持っておきたいものだ。そしてさらに、これが大切なことだが、青信号のときにも、左右の確認は怠らない。 もしかしたら、暴走トラックや居眠り運転の車が突っ込んでくるかもしれない。人生は何が起こっても不思議ではないのだ。 赤信号は誰に向かっても危険を知らせるサインであり、これに用心するのは当たり前である。しかし人生の不幸は、青信号のときに迫っていた危機に気づくのが遅れたために起こる。自分自身の目で、耳で、安全を確認してから確実な一歩を踏み出す。社会のルールなどに依存せず、まずは自分を信じて歩き出す。それが「自信」というものである。自信は依存を捨てた心にしか芽生えない。自信がなければ、成功はおろか、安全に暮らすことさえ保障されない世の中である。 (大田勝著・「まる儲け」角川書店発行より抜粋) これはわが郷土の山口県周防大島町出身で洗顔美容の先駆者で名高い化粧品会社潟買@ーナルの大田勝社長の言葉です。テレビでご存知の人も多いと思いますが、単純明快に世論を斬る発言の社長も、この慎重な注意力があったからこそ成功したのです。日頃の慎重さと依存を捨てた自信が重要です。 |
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今月の言葉・平成18年11月 |
| 夢ばかり見て後で現実に打ちのめされるより、現実を見据え、現実を徐々に良くしていくことを考えるべきだろう?本当に強いチームというのは夢を見るのではなく、できることをやるものだ |
| これはサッカー日本代表監督に就任して注目のイビツァ・オシムの言葉です。オシムは1941年にボスニア(旧ユーゴスラビア)に生まれ、13歳で地元のサッカークラブに入団する。学業優秀で大学では数学を専攻し、数学の教授も、医学の道もあったが家族のためにサッカーのプロ選手になり、ドリブルの名手として名をはせました。 その後フランスリーグでも活躍し、旧ユーゴ代表として66年の欧州選手権準優勝しています。 選手引退後は指導者となり、86年にユーゴ代表監督に就任し、その後祖国の分断に伴い代表監督を辞任し、ギリシャのチームの監督を経て、オーストリア・リーグのシュトルム・グラーツに移籍し監督に就任して3年後にリーグ優勝を果たしました。 その名監督のオシムがドイツやフランスの名門チームの誘いを断り、日本のJリーグに来たときは、野球に例えて「王監督がオランダの野球チームの監督になったようなものだ」と言う人もあり、日本サッカー界には大きな幸運でした。 またオシムの的確に的を得た言葉が話題になり、木村元彦著「オシムの言葉」はベストセラーになっています。 私たちも夢を持つことは大事ですが、先ずしっかり現実を見据え、できることからやっていくことが必要です。 |